20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
KMETIJA STEKAR / 4 A Ši 200ml 2014
原産国/地方:スロヴェニア/プリモルスカ
タイプ:白(醸し)
品種:リボッラ・ジャッラ100%
土壌:フリッシュと呼ばれる柔らかい泥灰土、砂岩、オポカ
アルコール度数:10.3% 残糖度:254g/L 生産量:400本
サイズ:200ml
パッシート、5か月間陰干ししたリボッラをプレス、天然酵母のみで自発的な
発酵に委ねます。濾過せず。 熟成:1150リットルのアカシア樽で24か月
2004年は様々な条件が揃って色んなことが出来た年だったようです。奇跡のパッシート、生産量400本。上質な紅茶を思わせる香り、延々と続く長い余韻。一口だけの試飲ですが、貴腐とはまた異なるスタイルながらも最高峰の甘口ワイン。
シティーリエ ア・シとは“4枚のエース”というトランプゲームの意味です。
このワインは私の父と叔父が加わって造るファミリーの特別な記念のパッシートです。彼らは高齢にも関わらず、毎年、収穫の手伝いに来てくれます。
そして夜は、このワインをテーブルに置いて、家族でブリスカ(カードゲームの名前)に興じるのです。(輸入元資料より)
<クメティヤ・シュテッカーについて>
ヨーロッパの中央に位置し、イタリア、オーストリア、クロアチア、ハンガリーに囲まれたスロヴェニア共和国は、多様性に富んだ地形と複雑で長い歴史を持っています。スロヴェニア北西プリモルスカのゴリシュカ・ブルダ地区、北にアルプス山脈、南にアドリア海を臨むノヴァ・ゴリツァの隣にある小さな町スネザトノ村にクメティヤ・シュテッカーはあります。
ブルダとは丘を意味する言葉です。イタリアにまたがるこの丘は、フリウリではコッリオと呼ばれています。
スラヴ系、ラテン系、ゲルマン系の民族と文化が入り交ざるこの町は、イタリアのフリウリ=ヴェネチア・ジューリア州と国境を接しており、フリウリの巨人ラディコンやグラヴナーが居を構えるオスラーヴィアまでわずか2キロほどしか離れていません。
ノヴァ・ゴリツァとは新しいゴリツァという意味です。歴史的にはイタリア領ゴリツァの一部でしたが、第二次世界大戦後にゴリツァの町の東側が旧ユーゴスラビアに割譲されたためスロヴェニアの帰属となりました。
シュテッカー家の歴史は最も古い文献から1672年まで遡ります。そして現在まで私たちはこの土地に根を下ろしています。
10代目となる当主ヤンコ・シュテッカーが生まれたのは戦後樹立したユーゴスラビア社会主義連邦共和国の時代になります。
ヤンコの曽祖父の時代はサクランボやアプリコット、プラムといった様々な果樹を栽培していました。
シュテッカー農園がヤンコに引き継がれた時には、私たちはワイン造りに注力していました。そして2000年には完全に有機栽培に移行しました。
ヤンコは現在でも果樹園を所有しており桃、キウイ、ナッツ、オリーヴも人為的・化学的な介入することなく育てています。
ヤンコは果皮のフェノール類まで完璧に成熟させます。ヤンコのワインは白ブドウを赤ワイン同様に果皮浸漬させています。果皮浸漬の期間は決めておらず果皮が自然に沈殿するまで浸漬しています。ブドウの質が高いため、不必要な収斂性や歪なフェノールが味わいに反映されず、滑らかで純度の高いエキスを生むのです。
白ブドウを浸漬する造り方はこの地方の伝統なのです。
1844年、シュテッカー農園近郊に住んでいた聖職者マティヤ・ヴェルトニックというが記したスロヴェニアのワイン造りの本にも『24時間から30日まで果皮を浸漬すること。これによりワインの味わいと熟成能力を向上させ、ワインはドライに仕上がる。』と、記されています。果皮のタンニンに含まれる抗酸化物質のおかげでワインは長い命を与えられるのです。
私たちは、ワインは単なるアルコール飲料ではなく、文化の一部だと考えています。
それは代々、持続可能なアプローチ、極力干渉を避け、有機的な栽培・醸造を手掛け、この土地柄を反映し、色調や醸造テクニックの概念に縛られることのないワイン造りです。
テロワールを昇華した本物のワインは、飲み手の感情に直接訴えかけて、私たちの考えや土地柄を語ってくれます。