20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
LA COULEE D'AMBROSIA / Ambroisie 2008
原産国/地方:フランス/ロワール
タイプ:白甘口
品種:シュナン・ブラン
サイズ:500ml
※お一人様1本まででお願いいたします。
粘土・シスト土壌のL’O2 Vigne、Amazoneと同じ畑で樹齢約45年。遅摘みの葡萄を約2ヶ月藁の上で陰干して、6日間かけてゆっくりとプレス。ダムジャム(ガラスの容器)で発酵・熟成し、その後アケ家が醸造した最後のヴィンテージでL’O2 Vigneのような特徴を持つワインが入っていた55Lの小樽を譲り受け、約8年間熟成。名前の意味はギリシャ神話にあるネクタール、神々への捧げもので不老不死の霊薬とされています。
琥珀色。ドライアプリコットやレーズンなど凝縮感のある果実香に、蜂蜜やビターカラメル、メープルシロップ、ドライハーブなど複雑性を与える香りが加わります。グラスに顔を近づける度に少しづつ香りが変化し、カカオ、シナモンやクローブなどのスパイス香などが現れ、魅惑的な様子が際立ちます。とろりとした粘性のある液体は緩やかにグラスに流れ落ち、嗅覚だけでなく視覚からも引き込まれるような印象を受けます。口に含むと舌の上を沁みていくようにじんわりと広がり、やや香りに感じられたドライフルーツのような充実感のある果実味とビターカラメルやメープルなど様々な要素が絡み合い、コク深く複雑性を帯びながら満ちていくように大きく膨らみ、旨味が溢れます。円みのある甘美で奥深い果実味やオードヴィーのような風味に、メリハリを与えるような伸びやかな酸や時折感じる塩味が抑揚を感じさせ、鼻腔に抜けるビターカカオやカラメルなどの風味がリッチで大人びた雰囲気を想わせます。甘さや深みだけなく酸や塩味が絶妙なバランスで溶け込む味わいは、葡萄本来の甘みや地中や樽などから得た様々な要素を最大限に引き出し、忍耐強さやブレのない信念を持つシェネにしか造り出せないのではないかと想わせる、得も言われぬほどの充実感や多幸感に包まれるような魅力的な仕上がりです。
このワインは甘口となります。通常のワインに比べ高価ではありますが、甘口は葡萄の収量が特に少なく、乾燥し凝縮するため果汁を取ることが困難です。また亜硫酸なしでの醸造はお酢になってしまう可能性もあるため非常に貴重といえます。500mlで価格帯的に一見高価に感じますが、一度に大量に飲むようなスタイルのワインではありませんし、抜栓から2年以上経ても劣化することがなく、味わいの変化をゆっくりお楽しみ頂けますので、ある意味安価といえるのではないでしょうか。抜栓後も時間をかけてゆっくりご提供頂けますので、この機会にお試し頂ければ幸いです。(輸入元資料より)
<ラ・クーレ・ダンブロジア/ジャン・フランソワ・シェネについて>
グリオットのワインを飲んでこの道に進んだ ジャン・フランソワ・シェネは、「農民であることに誇りをもてる仕事をする」その想いを胸に抱き自然環境とワインを飲んでくれる愛好家を尊重した農業に取り組むことを決め、化学物質に頼ることなく土と対話を重ねそれを育み、自然かつ健全なブドウを完熟した状態で収穫することに注力してきました。
また、醸造者としては「決してワインを触りすぎることなくありのままに造ること」を旨とし、酵母や亜硫酸はもちろん酵素もビタミン剤も決して加えず、成り行きのままに醸造します。
強い個性を有するが故に、リリースするまで長い年月を待って良い状態にしたにも関わらずその品質を否定され、父親から譲り受けた畑の一部を売却して資金繰りに充てざるを得ない状況に陥り自分の仕事に対して悩んだこともありましたが、尊敬する生産者からの助言や励ましを得て現在に至っております。彼が造るワインは、自身に強い影響を与えたグリオットのそれに劣らぬ無限のポテンシャルを秘めており、彼がこの土地で造るからこそできる唯一無二のものだと述べても過言ではないでしょう。
そんなジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決めました。現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。この先も見守って頂ければと思います。