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CELLER TARANNA PO-ETIC ラインナップ

CELLER TARANNA PO-ETIC
セリェール・タランナ・ポエティック

スペイン/カタルーニャ

ナチュールの宝庫コンカデバルバラ ジョルディを師に持つ幸運!

1985年生まれ、アイトール・エスパニョール・ヴァレス、2019年夏の初対面の印象はかなりマニアックそうだな、、、
そして2020年2月上旬にセラーを訪問して畑や醸造の話を聞き、それは強く確信に変わりました。各キュヴェの仕込みを細かい容器で更に小仕込み、収穫も何度にも細かくわけ、、、“特異”という言葉が頭に浮かびました。同時にその真っすぐ(ちょっとシャイ)な視線から強い意志と覚悟を感じ、この数年先の将来に大きな期待を寄せています。
アイトールは、カタルーニャ州タラゴナにある小さな村、バルベラ・デ・ラ・コンカ村で代々続くブドウ農家で生まれ育ちました。DO コンカ・デ・バルベラ内にあるバルベラ・デ・ラ・コンカ村です。(ややこしいですが。)
タラゴナ近辺の海岸線から車で30分ほど内陸に、バルセロナからはほぼ真西に約90分の距離にあります。この360度ワイドに広がった広大な土地には太陽は燦燦と降り注ぎ、空気が常にとどまることを知らず流れています。
学校卒業後は、タイヤやモーターなどを造る企業のシステムエンジニアとして従事していましたが、20代の時に南米に行き、自然との共存やビオディナミのフィロソフィーを知り感銘を受けました。
その後、エンジニアとしての仕事に次第に疑問を持つようになり、実家のブドウ畑を手伝っているうちに徐々に農業に惹かれていきます。2016年にコンカ村に戻り家族の所有する畑の仕事の手伝いを続けながら、タラゴナのナチュラルワインの造り手、コスタドールのジョアン・フランケール氏の元で1年間ワイン造りについて学びました。
2017年からはコンカ・デ・バルベラのナチュラルワインの先駆者でもあるエスコーダのJoan Ramonジョアン・ラモンの畑仕事も手伝いながら、自分の小さな小さなセラーでワイン作りをスタートさせました。日本の一軒家の広さで造りはスペイン風集合住宅とでも言いましょうか、その1階部分をセラー兼カーヴとして使用しています。
また彼が師匠として常にメンターとして慕うのが隣村のジョルディ・ロレンスです。ジョルディは彼にブドウ造りから醸造に至るまで全てを惜しみなくアドバイスしています。今でもアイトールはジョアン・ラモン、ジョルディの畑の手伝いを続けています。彼が住むコンカ村はジョアン・ラモン・エスコーダとジョルディ・ロレンスのセラーの中間に位置し、収穫時期はもちろん、その他の多忙な時期でも彼らの畑の手伝いを続けてきた経験は、今の彼の大きな財産となっています。

コンカ・デ・バルベラの土壌は主に石灰土壌ですが粘土質、砂利などが混ざる場所もあり森も多く、木々に囲まれた涼しい場所が多く存在します。
彼の家族は15haほどの畑を所有するオーガニックのブドウ農家ですが、ワイン造りは行わずコペラティフに販売してきました。アイトールは、今は自分の気に入った区画だけを引継ぎホメオパシー農業を2019年まで行ってきました。2020年からはビオロジックを取り入れ、2021年にはビオディナミへと変換していく予定で、23年には認証をとるつもりだといいます。将来的には父から全ての畑を引継ぎ、その全てでビオディナミを実践したいと夢を語ります。
DOには全く興味を示さず自分の感性や経験、宇宙の法則や自然の摂理を大切にしてワイン造りを行っています。例えば収穫も土の日、火の日、空気の日、日ごとに細かく分けて収穫して、それがワインにバランスとインテンションをもたらすと考えています。シュナンブラン、カベルネフランなど、全体の10%ほどのブドウはエスコーダの畑のブドウを使用しています。

2017年が彼のファーストヴィンテージとなりますが、各キュヴェ1樽(アンフォラ、ステンレス含む)ずつしかなく本数も300本程度ずつしかありませんでした。今回日本へ初めてご紹介させて頂きますのは、2018年ヴィンテージ、大きな増産もなく全生産量もまだ約1500本ほどです。 
ブドウのブレンドは彼のインスピレーションですが、素晴らしい先輩たちのもと綺麗でそれでいてキャラ立ちしたナチュラルワインを作っています。
ここ数年、カタルーニャを中心にスペインでのナチュラルワインの勃興が目覚ましくなっています。中でもコンカ・デ・バルベラはあのエスコーダが20年近く前からスペインのパイオニアとしても活躍したDO、その後ジョルディ・ロレンスを生み出しています。弊社にも900mほどの高標高で冷涼な果実感を表現するヴェガ・アイシャラが仲間にいます。そこにまた新しく若く素晴らしいヴィジョンをもつ仲間が加わりました。